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17- D- 0329 201 7 年 7 月 1 9 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社国際協力銀行
(証券コード:−)【据置】
長期発行体格付 AAA 格付の見通し ネガティブ
債券格付 AAA
■ 格付事由
(1) 株式会社国際協力銀行(J BIC )は、株式会社国際協力銀行法(J BIC 法)に基づき 12 年 4 月に株式会社日 本政策金融公庫(日本公庫)から分離・独立して設立された日本国が全株式を保有する特殊会社。格付は、 法令上国との結びつきが強いこと、政策上の存在意義・重要性が極めて高いことなど、国との密接な関係 に支えられている。格付の見通しには、日本国の長期発行体格付の見通し「ネガティブ」が反映されてい る。
(2) J BIC は国の対外経済政策・方針などを踏まえ、日本企業による資源権益の取得・開発やインフラ輸出、 海外 M&A などを積極的に支援しており、これら業務に必要な出融資等の財源は国の予算により措置され ている。また、J BIC 法において、国による全株式保有の義務付け、財務大臣による監督、予算の閣議決 定などが規定されており、資金や制度の面からみた国との結びつきは強固である。
(3) J BIC の一般業務勘定は償還確実性と収支相償の確保の原則に沿って運営されており、旧国際協力銀行の 時代を含めて一貫して黒字決算が続いている。16/ 3 期、17/ 3 期の与信費用は資源価格の低迷などの影響 からやや高い水準となったものの、相応の期間利益を確保した。金融再生法開示債権比率は引き続き 1% 台と抑制されており、非ソブリン債権を含めた貸出資産全体の質は良好である。開発途上国向けの貸出が 多いものの、ソブリン債権については公的機関向け特有の債権保全メカニズムとしてパリクラブ債権国会 合の仕組みがあり、貸倒れリスクは限定されている。普通株式等 T ier1 比率は17 年3 月末15%台後半。 リスクアセットは増加傾向にあるものの、安定した利益蓄積に加え、適宜、国から追加出資を受け入れて おり、自己資本はリスクバッファーとして十分な厚みを確保していくと J C R はみている。
(4) 国は J BIC 等による海外インフラ案件に対するリスクマネーの供給拡大などを軸とした「質の高いインフ ラ輸出の拡大」を成長戦略の柱の一つに掲げている。J BIC については、リスクテイクの拡大を可能とす るため、16 年 5 月の J BIC 法の改正により個別案件の償還確実性要件を免除した「特別業務勘定」が新設 された。特別業務の実施に伴い、今後、従前よりもリスクの高い出融資が増えていくとみられるものの、 法令で同勘定全体でみた収支相償が求められており、業務の実施にあたっては、適切なリスクコントロー ルが可能な事業を融資対象とすること、十分な自己資本を確保することなどが義務付けられている。また、 個別案件の実施やリスク管理の実施状況等につき財務大臣へ報告することなど案件に対する一定の国の関 与も踏まえれば、節度あるリスクテイクが行われると J C R はみている。
(担当)南澤 輝・加藤 雄紀
■ 格付対象
発行体:株式会社国際協力銀行 【据置】
対象 格付 見通し
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対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 13 回国際協力銀行債券 200 億円 2004 年 5 月 28 日 2019 年 3 月 20 日 1. 91% AAA 第 16 回国際協力銀行債券 200 億円 2004 年 9 月 8 日 2019 年 9 月 20 日 2. 07% AAA 第 19 回国際協力銀行債券 200 億円 2005 年 5 月 13 日 2020 年 3 月 19 日 1. 67% AAA 第 22 回国際協力銀行債券 200 億円 2006 年 3 月 14 日 2021 年 3 月 22 日 1. 89% AAA 第 23 回国際協力銀行債券 200 億円 2006 年 3 月 14 日 2025 年 12 月 19 日 2. 09% AAA 第 29 回国際協力銀行債券 500 億円 2007 年 11 月 2 日 2017 年 9 月 20 日 1. 78% AAA 第 30 回国際協力銀行債券 500 億円 2008 年 5 月 29 日 2018 年 3 月 20 日 1. 87% AAA 株式会社日本政策金融公庫第 3 回社
債(一般担保付)
200 億円 2009 年 10 月 29 日 2019 年 9 月 20 日 1. 43% AAA 第 1 回社債(一般担保付) 100 億円 2015 年 1 月 27 日 2019 年 12 月 20 日 0. 120% AAA
(注 1) 国際協力銀行債券は、J BICと独立行政法人国際協力機構(J IC A )が連帯して債務を負う。 (注 2) 上記の株式会社日本政策金融公庫社債は、J BICと日本公庫が連帯して債務を負う。
【参考】
発行体:株式会社日本政策金融公庫
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
株式会社日本政策金融公庫第 4 回社 債(一般担保付)
100 億円 2009 年 10 月 29 日 2029 年 9 月 20 日 2. 20% AAA 株式会社日本政策金融公庫第 10 回
社債(一般担保付)
150 億円 2010 年 5 月 12 日 2030 年 3 月 19 日 2. 167% AAA 株式会社日本政策金融公庫第 15 回
社債(一般担保付)
100 億円 2010 年 10 月 29 日 2030 年 10 月 29 日 1. 911% AAA 株式会社日本政策金融公庫第 18 回
社債(一般担保付)
150 億円 2011 年 5 月 9 日 2031 年 5 月 9 日 2. 157% AAA 株式会社日本政策金融公庫第 22 回
社債(一般担保付)
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日: 2017 年 7 月 14 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:加藤 厚
主任格付アナリスト:南澤 輝
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、
「財投機関等の格付方法」(2014 年 3 月 13 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社国際協力銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先